看板の撤去費用について気になる方もおられるのではないでしょうか。看板にはさまざまな種類があり、それぞれの看板に特徴があるため費用も異なります。
本記事では、看板の種類と撤去費用の相場や撤去費用が高くなるケース、抑えるポイントについて解説します。また、よくある質問も解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

看板を撤去する場合の依頼先
看板を撤去する場合の依頼先について解説します。
- 解体業者
- 看板屋
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
1.解体業者
解体工事を専門に行っている解体業者は、家屋やビルなどの建物を解体する豊富な経験を持っており、看板の撤去もスムーズです。とくに、基礎部分の撤去や店舗などの建物解体を同時にする場合におすすめです。
しかし、小規模工事しか請け負っていない業者では、基礎の撤去や高所作業など大掛かりな工事が難しい場合もあります。事前にどのような作業が対応できるか確認してから依頼しましょう。
なお、岡山の解体業者については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
関連記事:【2024年最新】岡山でおすすめの解体業者15選|費用相場や選ぶ際のポイントを徹底解説!
2.看板屋
看板を設置した業者が明確であれば、スムーズに対応してもらえる可能性が高いです。しかし、設置した業者が不明確な場合は、地域の看板屋を探す必要があります。
ただし、地域によっては看板屋が少ない可能性もあるため、探すのが難しいかもしれません。そのような状況では、はじめから解体業者に依頼する方が効率的な場合もあります。状況に応じて適切な業者を選ぶことが大切です。
看板の種類と撤去費用の相場とは?
次に、看板の種類と撤去費用の相場について解説します。
- 袖看板
- 壁面看板
- スタンド看板
- 内照式看板
- 野立て看板
- テント看板
- 文字看板
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
1.袖看板
袖看板は、ビルの壁際に設置され、建物から突き出ていることから「突き出し看板」とも呼ばれています。壁に固定するものから柱を使って設置するものまでさまざまな設置方法があります。
この看板は、小さなスペースでも設置できるため、狭い場所や密集している都市部でよく使われており、目的場所を歩行者が見つけやすいのがメリットです。撤去する際の費用は、作業の複雑さにもよりますが、1万円~3万円程度が一般的です。
2.壁面看板
大型ビルや店舗の外壁に直接取り付ける壁面看板は、その存在感により、遠くからでも目を引きます。このタイプの看板は、歩行者や電車の乗客など多くの人々にアピールするのに向いています。
撤去する費用としては、およそ8万円が一般的な相場です。高所や作業が難しい場所では、撤去費用がさらに高額になる可能性もあります。
3.スタンド看板
スタンド看板には、電顕入りで点滅するタイプやイーゼル型のチョークで書ける黒板タイプ、金属タイプまでさまざまな種類があります。
小さくて装飾がシンプルなスタンド看板であれば、自分で撤去して処分できますが、大きなものや電飾を含むタイプのものを処分するには自治体への確認が必要です。もし、これらの撤去を業者に依頼する場合は、撤去に1万円程度かかります。
4.内照式看板
LED照明や蛍光灯を内蔵しているアクリル素材の内照式看板は、夜間でも目立つタイプの看板です。そのため、居酒屋やコンビニ、スーパーなどの深夜営業する店舗に多く設置されています。
このタイプの看板を撤去するには、一般的に1.5万円〜3万円程度の費用が必要です。ただし、内部の電飾の量によって費用は変動します。使用されている電飾が少ない場合、看板の素材自体はアクリルであるため、廃棄費用はそれほど高くありません。
5.野立て看板
交通量の多い場所や空き地に設置されているケースが多いのが野立て看板です。単純な撤去作業の場合、費用は1.5万円〜3万円程度です。
野立て看板に利用される素材はプラスチックから金属、木材などさまざまな種類があり、材質によって処分するのにかかる費用が変わります。また、基礎部分の撤去や処分が必要な場合は、10万円以上かかるケースも珍しくありません。
6.テント看板
個人飲食店やビルの1階にある路面店でよく見かけるテント看板は、お店の入り口に設置されており、店舗名の案内や雨よけ、日よけの役割も果たしています。
もし、劣化による崩落の危険がある場合は、早めに撤去するようにしてください。撤去する場合の費用は、1万〜3万円程度ですが、処分費用を含めると8万〜10万円程度が相場になります。
7.文字看板
文字看板は、英語や漢字、数字などの文字を立体的に浮かび上がらせて壁面に貼り付けている看板で、スペースを選ばず設置できるのが特徴です。素材は、主にステンレスや低発泡ウレタン樹脂であり、ステンレス切文字看板やカルプ切文字看板とも呼ばれています。
一方、文字を立体的に表示するタイプの看板もあり、カルプ切文字やステンレス切文字看板と呼ばれています。省スペースで設置できるメリットがあり、素材はウレタン樹脂やステンレス、ブロンズ、真鍮などさまざまです。
このタイプ看板の撤去費用は比較的安価な場合が多く、1万円〜2万円が相場です。
看板の撤去費用が高くなる5つのケース
次に、看板の撤去費用が高くなるケースについて解説します。
- 特殊な構造の看板である
- 足場を組まなければならない
- 看板のサイズが大きい
- 基礎を撤去しなければならない
- 高所作業車が必要になる
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
1.特殊な構造の看板である
支柱の数が多かったり、基礎が深く埋められていたりする場合は特殊な構造に該当します。これらの看板を撤去する場合は、通常とは異なる作業が必要です。
また、高さが5mを超えるような大きな看板も、撤去するのに特殊な機材や技術が不可欠です。そのため、これらの看板は標準的な構造の看板と比較して、費用が高くなる傾向にあります。
2.足場を組まなければならない
高所や人通りの多い場所での作業では、作業員や歩行者の安全を確保するために、足場の設置が必要になります。足場を組むのには手間と費用がかかりますが、安全に作業するためには必要なコストです。
また、高層ビルでの作業では、足場だけでなく落下防止のために安全設備が求められます。これらの設備と安全対策が撤去費用を高める大きな要因となります。
3.看板のサイズが大きい
前述のとおり、看板の高さが5m以上あると、通常の作業よりも手間と費用がかかります。大型の看板を適切に撤去するには、専門の業者に現地調査も依頼しなければなりません。
この作業には、特殊な機材や技術が必要になるため、費用は通常と比べて高くなります。また、すべての業者が大型看板の撤去に対応できるわけではないため、契約前に業者が対応できるサイズを確認しておきましょう。
4.基礎を撤去しなければならない
地中を堀削する基礎撤去工事が必要な場合、見積もりの段階では地中の状態が判断できないため、正確な費用はわかりません。そのため、作業後に追加費用が発生する可能性を想定しておく必要があります。
このように、看板の基礎部分を撤去する作業が必要な場合、重機を使用する大掛かりな工事になるため、費用が高くなる傾向です。
5.高所作業車が必要になる
ビルの屋上や外壁など高い場所に設置された看板を撤去する際には、高所作業車の使用が不可欠です。このような場合、高所作業車のレンタル料金が必要になります。
さらに、作業車を扱えるスキルを持ち、高所での作業が可能な人員も確保しなければなりません。これらの費用が追加で必要になるため、看板の撤去費用は通常よりも高くなる傾向です。
看板の撤去費用を抑えるポイント
次に、看板の撤去費用を抑えるポイントについて解説します。
- 事前に図面や資料を業者に見せる
- 複数の業者に相見積もりを依頼する
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
1.事前に図面や資料を業者に見せる
看板を設置した際の図面や資料があると、看板の素材や構造、地中の配線や支持体の状況などを正確に理解できます。この情報により、業者はより正確な見積もりを作成できるため、予期せぬ追加費用の発生を避けられます。
看板を設置する際は、将来的に撤去する可能性も視野に入れて、すべての設計図や関連資料を保管しておきましょう。
2.複数の業者に相見積もりを依頼する
撤去作業のコストは、看板の種類や素材、設置されている環境、業者が提供するサービスによって異なります。そのため、2~3社以上の業者から見積もりを取ることで、それぞれの作業内容と費用を比較検討することが可能です。
これにより、コストパフォーマンスに優れた業者を選ぶことが可能となり、結果として全体的な費用の節約につながります。
看板撤去費用でよくある3つの質問
最後に、看板撤去費用でよくある質問について紹介します。
- 質問1.看板撤去費用を構成する費用項目は?
- 質問2.看板撤去を依頼する際の注意事項は?
- 質問3.看板撤去の流れは?
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
質問1.看板撤去費用を構成する費用項目は?
看板撤去費用を構成する主要な費用項目は以下のとおりです。
- 撤去作業に直接かかる「撤去費」
- 工具や重機など、必要な備品の使用に伴う「副資材消耗費」
- 撤去作業後の廃材を処理するための「処分費」
- 諸々の付随する経費を含む「諸経費」
さらに、通常の作業機器では対応できない高所作業や、多くの人が行き交う場所での作業が必要な場合、高所作業車のレンタルや警備員の手配などの費用が必要です。
質問2.看板撤去を依頼する際の注意事項は?
看板の撤去を依頼する際に注意すべき事項として、以下のポイントがあります。
- 業者の選定を慎重に行う
撤去工事は単純作業ではないため、専門的な技術と経験が不可欠。過去の作業実績や評判を確認し、信頼できる業者を選ぶ必要がある
- 完成後の状態を確認する
看板の撤去後は、地面や壁の状態を確認する。不十分な仕上がりになっていないか、穴埋めや清掃が適切に行われているかチェックする
- 廃棄物の処分方法を確認する
撤去した看板や資材の適切な処理が行われるか確認する。不法投棄する業者に依頼してしまうと、後に法的な責任が問われる可能性がある
- 見積もり金額に警戒する
極端に安い見積もりを提示する業者には注意が必要。低価格で契約を促す業者は、後に追加費用を請求される場合がある
質問3.看板撤去の流れは?
看板撤去の流れは、以下のステップで進みます。
- ステップ1:複数の業者から見積もりを取得する
- ステップ2:現地調査後、見積もりを比較検討する
- ステップ3:撤去業者を選定し、正式に依頼する
- ステップ5:看板撤去に向けた事前準備を行う
- ステップ6:看板の撤去作業を実施する
- ステップ7:作業完了後、撤去費用を支払う
看板撤去を依頼する際は、複数の業者に相見積もりを依頼し、比較検討するようにしましょう。また、撤去作業は安全に重点を置いて進める必要があるため、足場の設置や高所作業車が必要な場合、これらは避けられないコストです。
まとめ
本記事では、看板の種類と撤去費用の相場や撤去費用が高くなるケース、抑えるポイントについて解説しました。
看板にはさまざまな種類があり、それぞれに構造や材質の違いなどの特徴があるため、処分費用も異なります。とくに、看板が5m以上の大きさや特殊構造の場合、足場や高所作業車が必要になる場合は費用が高くなる傾向です。
撤去費用を抑えて正確な見積もりを出してもらうには、事前に図面や資料を渡したり、複数の業者に相見積もりを依頼したりして、比較検討することが大切です。

